チームの歴史は偶然の出会いから始まりました。2015年、元レーシングライダーで介護施設の営業マンだった中井貴之が山口県を訪れ、その営業先となったのがチームオーナーのジェームス 文護でした。
鈴鹿8耐の第一回大会(1978年)から欠かさず鈴鹿サーキットでの観戦を続けるほどの熱狂的な8耐フリークだったジェームスと中井は意気投合。2017年にジェームスは「山科カワサキKEN RACING」のスポンサードを開始し、チーム側の立場で鈴鹿8耐に来場するようになります。
そして2021年の秋、本格的なレーシングチームで鈴鹿8耐に挑戦したいというジェームスの夢を実現させるため、中井は脱サラしてレーシングチーム作りへと本格的に動き出します。時を同じくして、翌年以降のレースができる環境を探していたライダーの津田拓也、エンジニアの伊神常高と想いが合致し、2022年から新チームとして全日本ロードレース選手権ST1000クラスに参戦することになりました。