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2026年7月14日

鈴鹿8耐で歴史的なトップ走行。決勝5位完走

AutoRace Ube Racing Teamは、2026 FIM世界耐久選手権(FIM EWC)第3戦「鈴鹿8時間耐久ロードレース」に参戦し、雨の中で行われた決勝レースを5位で完走した。レース序盤には浦本修充がトップに立ち、鈴鹿8耐の歴史において外国メーカーのマシンとして初めてレースをリードする歴史的な瞬間を生み出した。
今季、ベルギーを拠点にFIM EWCへフル参戦しているチームは、5月に鈴鹿で行われた事前テストに参加できず、西コースの新舗装に関する十分なデータを持たない状態でレースウィークを迎えた。

さらに7月1日のテストでは、ハンネス・スーマーがターン10付近で転倒し、右肩を負傷。決勝への出場が不可能となる緊急事態が発生した。チームはテストを継続しながら代役を探し、フランス・スーパーバイク選手権でBMW M 1000 RRを駆るクリストフ・ポンソンを急遽招集。オファーを受けたポンソンは、約3時間後には日本行きの飛行機へ乗り込んだ。

一方、雨となったテストセッションでは浦本がトップタイムを記録し、ウェットコンディションでの高い競争力を確認した。

7月3日の公式予選では、浦本が2分4秒847をマーク。BLUEライダーのセッションでトップとなり、今大会に出場した日本人ライダーの中でも最速タイムを記録した。シルヴァン・ギュントーリはイエローフラッグや他車の転倒にアタックを阻まれながらも2分6秒076を記録。鈴鹿初走行のポンソンも短時間でコースを習得し、2分7秒648までタイムを縮めた。

浦本とギュントーリの平均タイムは2分5秒461。チームは予選9位となり、4大会連続でトップ10トライアルへの進出を決めた。しかし、トップ10トライアルは直前の降雨によって中止され、金曜日の予選結果により9番手スタートが確定した。

7月5日午前11時30分、雨の中で決勝がスタート。スタートライダーを務めた浦本は、ホームストレートで次々とライバルをかわし、S字コーナーの進入で2番手へ浮上。さらにデグナーカーブで#30 Honda HRCをオーバーテイクしてトップに立ち、1周目を首位で終えた。

これは鈴鹿8耐47大会の歴史で、外国メーカーのマシンが初めてレースリーダーとして記録された歴史的な瞬間となった。浦本はその後もウェット路面で速いペースを維持し、最初のピットストップまでトップグループでレースを展開した。

第2スティント以降はギュントーリがマシンを引き継ぎ、浦本との2人体制でレースを戦った。鈴鹿とウェット路面での経験が少ないポンソンはバックアップに徹した。

ギュントーリはランキング首位の#1 YART Yamahaをオーバーテイクするなど力強い走りを披露し、浦本も雨量が増えた場面で最速レベルのペースを示した。 しかし、レース中盤以降はピット作業でのタイムロスが重なった。4回目のピットストップでは、給油後の発進時にマシンが倒れるアクシデントが発生。さらに5回目のピットインでは、燃料が尽きた状態でピットへ戻り、ライトが点灯したまま作業を開始したことが規則違反と判定され、10秒のストップ&ゴーペナルティを科された。

ペナルティ消化後、チームは5位へ後退。その後、セーフティカーが導入されたが、表彰台を争うチームとは異なるセーフティカーの隊列に入ったことで、表彰台を争うチャンスを失う。雨は最後まで弱まらず、レースはセーフティカー先導のまま終了。#76 AutoRace Ube Racing Teamは5位でチェッカーフラッグを受けた。

表彰台を逃す悔しい結果となったものの、決勝でトップを走行したのは、優勝した#30 Honda HRCとAutoRace Ube Racing Teamの2チームだけ。また、浦本は決勝中の日本人最速となる総合3番手のベストラップを記録し、世界トップレベルのライダーと遜色のない速さを証明した。

今回の5位入賞で17ポイントを獲得し、合計60ポイントでシリーズランキングは5位へ浮上。チームは鈴鹿で得た成果と課題を検証し、最終戦ボルドール24時間レースでのFIM EWC初表彰台、そして初優勝を目指す。

2026 FIM EWC 第3戦 鈴鹿8時間耐久ロードレース

スタート順位:9位
決勝結果:5位
獲得ポイント:17ポイント
合計ポイント:60ポイント
シリーズランキング:5位

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